糖尿病になるときの症状の説明

糖尿病とはインスリン作用の不足に基づく慢性の高血糖状態を来す代謝疾患です。健康の人は、空腹時の血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)は110mg/dl以下であり、食事をして血糖値が上昇しても、膵臓の βベータ細胞からインスリンが分泌され2時間もすると空腹時のレベルに戻ります。インスリン分泌低下あるいはインスリン抵抗性を来すと、食後の血糖値が上昇し、次第に空腹時の血糖値も上昇することは糖尿病の原因となります。糖尿病になると、体がいくつかの症状が出ます。ここで、糖尿病の症状について紹介しますので、是非ご参考ください。

1.体重の減少

糖尿病になると、血液の中のブドウ糖が多くなります。すると血液はドロドロの状態になり血流が悪くなっていきます。栄養がちゃんと運ばれなかった臓器などは、届かないブドウ糖に代わって体の脂肪や筋肉を代替エネルギーとして消費するようになってしまいます。これによって体重の減少が起こり、筋力の低下もあって疲れやすさを感じるようになるのです。

2.眠気やだるさ

眠気やだるさは高血糖や低血糖の時に現れます。高血糖時のだるさは、インスリン不足で筋肉のエネルギー源であるブドウ糖が取り込めないことによるものです。特に2型糖尿病の場合初期症状はしばしば無症状です。したがって、症状が見られた場合はすでにかなり進行した状態のこともあります。そのため、不安だと思う症状があればすぐに受診してください。また、これらの症状がなかったとしても、健康診断の結果などで受診を勧められることがあります。その場合は、医師の指示にしたがってください。

3.喉や口の乾き

糖尿病の症状では喉や口の乾きが激しくなって水を大量に飲んでしまうようになると説明されているものが非常に多くあります。これにはきちんと理由があって、糖尿病になると血液中のブドウ糖濃度が高くなります。血糖値は血液中のブドウ糖の濃度のことです。濃度が高くなる(つまり血糖値が上がる)と脳が血液が濃くなっているから水を飲め!と命令をする訳です。そのために喉が乾く、口が乾くという症状が出ることになります。