糖尿病の種類とそれぞれの治療方法について

糖尿病は、血液の中のブドウ糖の濃度が高い状態が続く病気です。放っておくと、さまざまな臓器に合併症が起こる可能性があります。その名前から糖尿病とは、「尿に糖が出る病気」と思われていることがありますが、尿に糖が出ることは血糖値が高いことのひとつの減少で、本当に問題なのは血糖値が高いことです。尿に糖が出て、体内の糖が失われてしまうのではなく、血糖値が高すぎて尿にまで糖がたくさん出てしまうことが問題です。

糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があり、たんぱく質ホルモンである「インスリン」がベータ細胞の中で生成されなくなると発症します。糖尿病の種類によってその治療法は違います。これから説明いたします。

1型糖尿病については、正確な原因は解明されていませんが、この症状になるのは珍しいです。国内における年間発症率は、10万人中1~2人と極わずかです。1型糖尿病は、ウイルスなどの何らかの原因によってベータ細胞が壊れ、インスリンをほとんど、あるいは全く作らなくなって引き起こされます。治療方法としては、毎日インスリンを注射して、インスリンの量を増加させる必要があります。

それに対し、2型糖尿病は、肥満や過食、運動不足、ストレスなど、日々の生活の要因が重なり、発症する可能性が高い糖尿病です。2型糖尿病はインスリンの量が減少、あるいは細胞膜の上にあるたんぱく質「インスリン受容体」の働きが低下することで引き起こされます。体が元気でいるためには、インスリンによって細胞内に取り込まれたブドウ糖が、細胞に栄養をあげる必要があります。しかし、インスリンは、細胞膜にあるインスリン受容体と結合しなければ上手く機能しないのです。

2型糖尿病の主な治療法は、食事療法、運動療法、薬物療法の3つあります。糖尿病になると、まず、食事療法と運動療法に取り組むことになります。この2つは必ずセットで行います。肥満や過食などが原因で糖尿病になった場合は、この2つの療法に真剣に取り組むことで大体の場合、改善が期待できます。